聖ユスチノはキリスト教初期の信仰生活の模範者として知られています。今日の福音書は、聖ユスチノにふさわしい箇所です。
イチジクの木のように本来は大きな実りをもたらす神殿が、人の思いによって、その立場が大きく変えられてしまい、何の実りをもたらさないイチジクの木のようになってしまっています。イエスは(神の意志は)、実りをもたらさないものには、容赦なく切り捨てられています。その対象は建物の神殿だけに留まりません。おそらく、神の神殿である私たちの心の在り方についても言われています。だから、弟子に尋ねられた時、神を信じて生きることがどれほど大きなことかを語っています。さらに信仰の中身について語り聞かせています。「ゆるしあうこと」「互いを大切にすること」。
私たちの心の在り方はどうでしょうか。実りがもたらされなければ、イエスのきつい言葉が私たちに向けられることでしょう。私たちの信仰生活、何よりもそれぞれの社会でどのように生きているのかを見直してみましょう。
POOH
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