お父さん・お母さん方を見ていて、いつも「すごいなぁ!」と感心することがあります。それは、日常の仕事を終え、疲れて帰った上で、更に自分たちの子供の世話をしているその姿です。
今月一日に亡くなった、私の母も小学校の教師をしながら、帰ってくると、せっせと、私たち子供のために、食事をつくり、洗濯などの家事を両立していた姿は、今更ながらに「母親はすごい!」としか言葉が出てきません。自分の時間を持つどころか、全てを家族と小学校で関わる子供たちのために「自分の命を」投げ出し、与え続けた生涯だったと思い起こされます。母が家族を含めた他者のために「自分の命を与え続けられた」のも、きっとイエス様が母と共におられ、母もイエス様の愛にかられていたからだと確信しています。だからこそ「友のために自分の命を捨てること」が出来たって……。きっと「友のために自分の命を捨てること」って、他の人のために自分自身を投げ打つこと!他者に向かって自分を与えていくことなのだ!と、私は母の生涯を通して、また、その思いを新たにしました。
母がその人生をかけ、その身をもって示してくれた「生き様」の実は、その息子である、私自身がイエス様の愛に駆られた生き方を実践することによって、今もなお、その実を残し続けていくことが出来るのです。
FR.NAO
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